切り花を長持ちさせるコツ|水切り・置き場所・水替えの基本をやさしく
切り花を長持ちさせるコツは、水切り・置き場所・水替えの3つです。茎は、根元から約3cmのところで切ります。強い日ざしとエアコンの風が当たらない、涼しい場所に置きます。水は、毎日きれいに替えます。
せっかくお花を買っても、すぐにしおれてしまうと悲しいですよね。この記事では、農林水産省の広報誌(2021年6月号・2025年7月号)をもとに、おうちでお花を楽しむための基本を、やさしくご紹介します。花束を長持ちさせたいときも、基本は同じです。
この記事でわかること
- 水切り(みずきり)のやり方
- お花を置く場所の選び方
- 水替えと、花の栄養剤の使い方
- 花束を買うときに、お花屋さんへ聞いておくこと
切り花を長持ちさせるには、まず何をすればいい?

まずは「水切り」です。水切りは、お花が水を吸いやすくなるように、茎を切る方法です。水あげ(お花に水を吸わせること)のやり方のひとつです。
お花は、茎から水を吸って元気を保っています。そのため、茎の切り方がとても大事です。
農林水産省の広報誌「aff(あふ)」2021年6月号では、水切りの方法が次のように紹介されています(農林水産省「切り花を長持ちさせるコツ」)。
- 水を、深さのある入れ物に入れる
- 入れ物の底のほうの、深いところで、茎を切る(水の圧がかかると、お花が水を吸いやすいとされています)
- 茎は、根元から約3cmのところで切る
- 5〜10分ほど水につけて、しっかり水を吸わせる
- 花瓶に移して、飾る
ポイントは、すぐに花瓶へ移さないことです。5〜10分、お花を休ませてあげるイメージです。ゆっくりで大丈夫です。
お花の種類によっては、やり方がちがいます。カーネーションやカスミソウは、水をよく吸うお花です。元気であれば、空気中で切ってから水につけても大丈夫とされています。どちらの方法がよいか迷ったときは、買うときにお花屋さんに聞いてみてください。
お花の種類で、切り方はちがうの?
はい、ちがいます。農林水産省の広報誌「aff」2025年7月号では、茎のかたさで切り方を変えると紹介されています(農林水産省「長持ちさせる切り花の扱い方」)。
- バラのように、茎がかたいお花は、水の中で斜めに切ります。水を吸う面が広がります
- ヒマワリのように、茎がやわらかいお花は、まっすぐ(水平)に切ります
花束を持ち帰ったら、最初に何をする?
最初に、包み紙を外して、茎を流水(流れる水)でよく洗います。そのあと、水に浸かる部分の葉を取ります。水に浸かる葉を取っておくと、水が汚れにくくなります(2025年7月号)。
お花は、どこに置くのがいい?
お花は、直射日光(窓から入る強い日ざし)とエアコンの風が直接当たらない、涼しい場所に置きます。玄関のような場所が向いています。
おうちの中で、人が過ごしやすいと感じる温度は、お花にとってもちょうどよい温度です。夏は暑すぎる場所、冬は暖房の風が当たる場所は、避けてあげてください。
日光は、当てないほうがいいの?
切り花は、日に当てないほうがよいとされています。強い日ざしは、葉を傷めてしまいます。お花によっては、全体がぐったりしてしまうこともあります。
もう1つ、気をつけたいことがあります。日に当たると、花瓶の水の温度が上がります。水があたたかくなると、水の中の細菌(さいきん)が増えて、お花が長持ちしにくくなります。
お花は、生活できるくらいの明るさで、1日の温度の差が少ない場所に飾ると安心です。自然な光でお花を見たいときは、レースなどの薄いカーテンで、光をやわらげてください。
| 置き場所 | お花にとって |
|---|---|
| 直射日光が当たる窓のそば | 避けたい場所 |
| エアコンの風が直接当たる場所 | 避けたい場所 |
| やわらかい光が入る、涼しい場所(玄関など) | 向いている場所 |
花瓶の水は、どう替えればいい?

花の栄養剤を入れるのがいちばんよい方法です。栄養剤がないときは、毎日水を替えて、水をきれいに保ちます。
花の栄養剤は、お花に栄養をあげて、水の中の細菌をおさえるものです。「切り花長持ち剤」とも呼ばれます。お花屋さんで花束を買うと、小さな袋でついてくることもあります。
使うときは、商品の説明どおりに、水でうすめてください。口に入ると体に悪いので、小さなお子さんの手が届かないところに置きます(2025年7月号)。
栄養剤がないときは、次の2つを試してみてください。
- 毎日、水を替えて、水を清潔に保つ
- 食器用の洗剤を、1滴ほど入れる(水の中の細菌をおさえて、水の汚れをおそくします)
洗剤は、あくまで栄養剤の代わりとして紹介されている方法です。入れすぎないように、1滴ほどにしてください。
水は、足してもいいの?
いいえ、足さずに、古い水を捨てて入れ替えます。水を替えるのは、毎日です(2025年7月号)。
水の量は、どのくらい?
お花の種類で、ちがいます。バラは、花瓶の半分くらいまで水を入れる「深水(ふかみず)」です。ヒマワリやガーベラは、水を少なめにする「浅水(あさみず)」です(2025年7月号)。
お花に元気がなくなってきたら、もう一度、水切りをしてあげてください。農林水産省の資料でも、元気がなくなってきたら、再び水あげをするとよいと紹介されています。
花束を買うときは、お花屋さんに何を聞けばいい?
買うときに、お花の種類に合った水あげの方法を聞いておくと安心です。お花屋さんは、お花のことをよく知っています。遠慮せずに聞いて大丈夫です。
たとえば、次のようなことを聞いてみてください。
- このお花は、どんな水あげの方法がよいですか?
- 飾るときに、気をつけることはありますか?
- 花の栄養剤は、ついてきますか?
当事業所の中にある「flower shop Style* 門真」は、お花を販売するお店です。事業所では、お花屋さんのお仕事を、利用する方が行っています。お花の作業の内容は、こちらからご覧いただけます。
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よくある質問
水切りは、どこを切ればいいですか?
根元から約3cmのところを、水の中で切ります。切ったあとは、5〜10分ほど水につけて、しっかり水を吸わせてから花瓶に移します。
お花は、日当たりのよい窓辺に飾ってもいいですか?
いいえ、直射日光は避けてください。強い日ざしは葉を傷めますし、花瓶の水の温度が上がって細菌が増えるためです。やわらかい光が入る、涼しい場所が向いています。
花の栄養剤がないときは、どうすればいいですか?
毎日水を替えて、水を清潔に保ってください。食器用の洗剤を1滴ほど入れる方法も、農林水産省の広報誌で紹介されています。
エアコンの風が当たる場所に置いてもいいですか?
いいえ、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。人が過ごしやすい温度が、お花にもちょうどよい温度です。
お花が元気をなくしてきたら、どうすればいいですか?
もう一度、水切りをして、水を吸わせてあげてください。水切りのあとは、5〜10分ほど水につけてから、花瓶にもどします。
まとめ
切り花を長持ちさせるポイントを、まとめます。
- 水切りは、根元から約3cmのところで切り、5〜10分水を吸わせます
- 置き場所は、直射日光とエアコンの風を避けた涼しい場所です
- 水は花の栄養剤を使うか、毎日替えてきれいに保ちます
- 元気がなくなったら、もう一度水切りをします
- 水は足さずに、毎日入れ替えます。水に浸かる葉は取ります
- 花束を長持ちさせるには、お花の種類に合った方法を、買うときにお花屋さんに聞くと安心です
むずかしく考えなくて大丈夫です。できることから、ひとつずつ試してみてください。お花のある暮らしを、いっしょに楽しみましょう。お花の仕事に興味がある方は、お気軽に見学にいらしてください。
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※2026年10月17日時点の情報です。お花の種類によって、向いている方法はちがいます。くわしくは、お花を買うお店でご確認ください。

